使命感を見出す力
2016年5月27日 / 組織開発・人材開発
先日、東京藝術大学の特別企画展で、復元された壁画を拝観しました。
それはアフガニスタンにあった古い壁画の復元で、風神の絵が描かれていました。
風神という神は、そこからシルクロードを渡って伝来し、
やがて日本の風神雷神とつながると、そのときお聴きしました。
そのことを知ったとき、神秘的という思いとともに、
風神を伝来していった人々の使命感を感じました。
使命感があったからこそ、
文化や言語の違う異国においても伝来し続けたのだと思います。
これは、現在の多様化する社会のリーダーシップでも必要なことだと思います。
多様化する社会でリーダーシップを発揮するために、
共通言語(英語)を身につけるということも良いでしょう。
しかし、根幹に必要なのは、使命感を持っているということではないでしょうか。
それがあるから、周囲に影響を与え、協力や貢献を生むのだと思います。
組織で働くということは、様々な職務や役割を経験していくことになります。
“どんな職務や役割であっても使命感を見出し、影響力を発揮することができる”
その使命感を見出す力こそが、次世代のリーダーに必要なのかもしれません。